
最近、写真が撮れていません。
この時期はもう毎年のことなのであまり気にしてませんが。
先週の日曜日に美術館に行って、長蛇の列に諦めて、そのまま神戸の街へ。
そこで、友人と陽気にレゲェを歌う外国人や音楽に合わせて踊ってる子供たち、
イベントでのJazzのライブ、
最後にまるで何かに導かれるようにSHEENAに出会い、演奏を聞きました。
絵を見に行って、音楽に出会った日でした。
その火曜日に「東京ノート」という芝居の舞台を見ました。
話の舞台が美術館のロビーで、実際に美術館の中での公演でした。
話は、あるシチュエーションの中での群像劇で、
1つの明確な物語があるものではなく、
ただ、1つ1つ、人の持つ微妙な寂しさや哀しみが描き出されていくような。
まるで虚構と現実の狭間に留め置かれたかのようなその世界は、
ともすれば、思わず声をかけてしまいそうな、そんな舞台でした。
舞台の上で人々が放つ光、今回はその何かを感じることが無く。
「そこにある」それが、あまりにも自然に思える舞台でした。
ちゃんと用意された観客席に座ってるのでなければ危なかったかもしれません。
それがこの劇団と演出家が描き出したものなのだろうと思っています。
11月に別の作品の公演があります。
彼らの表現する「何か」が気になるので、見て確かめてこようと思っています。
「東京ノート」の中での一言。絵を見るということについて。
「僕たちは、絵の風景を見ているんだろうか? 作者を見ているんだろうか?
それとも、その作者の世界を見ているんだろうか? 一体何を見ているんだろう?」
少し新鮮な驚きでした。
何を見るのか、描き出すのか、見せるのか。
時折、立ち止まって考えを巡らしてみるのも良いのかもしれません。

ギャラリー・アビィでは今週はラオスの子供たちの写真の個展でした。
愛らしい笑顔と澄んだ瞳。
ラオスは世界でも非常に貧しいとされる開発途上国の1つ。
実際に日本でも様々なNGO団体が援助をしています。
その澄んだ瞳と笑顔を見るときに、
幸せとは何か、援助はどのスタンスにあるべきか。
少なくとも、今の先進国と同じ道に導こうとするのは間違いでしょう。
先進国の人々が本当に幸せかを考えればわかることです。
では、どこへ導くのか。本当の幸せは何か。
考えさせられます。
作者にそのような質問をぶつけてみました。
答えはまだ考え抜かれたものではなく、今考えたような・・・
ジャーナリズムの写真は、アートとしての写真とは別物です。
アートの写真は製作者の世界観がカタチとしてあることが必要です。
ジャーナリズムの写真は、世界は既にある事実であり、背景です。
つまり、そこにまず事実があり、その上に想いを乗せる必要があるわけです。
そこが少しあやふやなまま描き出された作品でした。
それでも子供たちの笑顔と瞳の説得力はほんとうに素晴らしくて。
これからも撮り続けるであろう作品たちにジャーナリズムの芯が通る日が楽しみな、
そんな作品展でした。
僕の投げかけた質問は、彼の内面にどんな波紋をのこすのでしょうか・・・



ギャラリーアビィ企画展「ナツいろ4」 無事終了しました。
金曜日まで、海月文庫での「静物画展」があります。
写真と、タイトルと。
僕自身の中に「夏」のイメージとして「死」があって、
それは戦争にまつわる様々な記念日もそうですし、お盆もそうですね。
それ以外に、友人が皆田舎に帰ってしまったりした後のひっそりした街の空気が、
何かが死んでしまったかのような、そんな風にも感じたのかもしれません。
ナツいろの1,2ではそれぞれRequiem,Lost memoriesと題して死のイメージをそのまま出しました。
前回の3ではそこから変えようとテーマを「夏休み」としてDays -at the summer dream-としました。
夏休みと言うのは、なんだかんだでやはり夢の日々なのだと思います。
今回は3の系譜を継ぐつもりでいたのですが、
出てきてみればそこかしこに「死」のイメージが・・・ お墓が問題なのかもしれませんが。
タイトルはdreamという言葉をどこかに入れようとだけ考えていたのですが、
この結果を受けてDreamingというタイトルにしました。
Dreaming
もちろん、夢を見る。そういう言葉の意味もありますしイメージとして託してもいます。
ただ、この言葉にはもう1つの意味があって、
オーストラリアの先住民族アボリジニの持つ神話の世界、それもまたDreamingと呼ばれます。
絶滅しつつあると言われるその文化と共に語り継がれる神話の世界。
それもまた、人の命や、終わってしまった夏の日のように、儚いものなのかもしれません。
夏は終わり、また秋が来ます。
儚い日々が続き、そして積み重なってゆきます。
それぞれの人が描き出すDreamingの世界。
僕たちは、その歩いてきた軌跡を振り返るときに何を見、そして思うのでしょうか・・・

ギャラリーアビィ 「ナツいろ4」 火曜日から2週間開催です。
国立国際美術館へ行ってきました。 やなぎみわさんの展示を見に。
今回は友人と一緒に。
いつもとは違ったペースで見る。いつもの自分のペースではなく。
そうすると、また違った何かが見えてきたり。
それぞれに見方や捉える何かが違うから、その交換が面白く、
そこから得られる新たな視点やモノの見方は僕にもそれまでとは違う世界を見せてくれます。
そうやって見える新しい世界の旅もまた素晴らしいものですね。
その後、夕方から舞台を見に行くということで駅で見送り、
僕はというと結局電車には乗らず水都大阪を覗いてきました。
そこには海月文庫で知った作家の作品も何点かあり、
そうやって第一線で活躍する人々が企画展で共に展示してくれるという事実は、
やはり彼ら自身と海月文庫という場の懐の深さなのだということに気付かされます。
あの「場」に導かれた事、出会えた事はやはり感謝以外のなにものでもなく。
その翌日に神戸へ。
イベントの後、メリケンパークへ行ってみました。
ビエンナーレの準備が始まっていて、それはわかってて、
「結局自分は参加出来ない。」その事がなんだかんだでやっぱりすごく悔しくて。
でも、そこに足を運んでみると、やっぱりすごくワクワクしてる僕が居て。
楽しいイベントになると良いなぁ。って。
次こそは参加できるようになりたい! って。
悔しい。ではなくて、そう思う事が出来ました。
風がどこから吹いてどこへ向かうか。僕にはわかりませんが、
何はともあれ、何かしら1つ昇華させることが出来たような、そんな気分です。
1つ1つ、前に歩んでいきます。

神戸ビエンナーレ、選外でした。
まだまだって事ですね。
なにはともあれ、展示の方がんばります。

展示参加します。
その1
ギャラリーアビィ企画展「ナツいろ4」
期間:9月8日(火)~9月20日(日)・12日間開催・月曜休廊
時間:12:00~19:00
場所:長堀橋ギャラリーアビィ
大阪市中央区南船場2-2-28 順慶ビル212号室
(Webサイト(PC用) http://g-avi.com/ )
TEL: 06-6261-7383
その2
海月文庫合同展「静物画展」
期間:9月19日(土)~9月25日(金)
時間:11:00~19:00
スペース 海月文庫(くらげぶんこ)
大阪市淀川区木川東3丁目3-12
(Webサイト(PC用) http://kurage.web.infoseek.co.jp/ )
TEL: 06-6308-5689
共に入場無料。
アビィの方は通常の写真主体の展示です。
海月文庫は現代アートのギャラリーのため、様々な作品が所狭しと並びます。キワモノも多い!?
後は審査に通れば神戸ビエンナーレですか。
今年の秋は怒涛の展示集中期間となってしまいました(^^;

京都の磔磔というライブハウスでのイベントを見に行ってきました。
素晴らしい演奏でしたし楽しいイベントでしたね。
音楽って、「音を楽しむ」って書くんだよなぁ。としみじみ思うようなイベントでした。
他の2つのバンドも同じケルティックの土台に立ったりしながら特長のある演奏で、
(Corrsのアルバムにも入ってた曲が全然違うアレンジで出てきたときは鳥肌立ちました)
このSHEENAというバンドも、ストリートで見た時とは違う豪華編成で、
その分だけ音に更に力強さがあって。CDは家で良く聴くのだけど「これだよね」って。
最後に全員での演奏もあったのですけど、もうここまで来るとオーケストラみたいで圧巻でした。
で、今回少し写真を撮りまして、一応許可を得ましたので掲載 と。
許可をくれた舞ちんさんの写真です。
・・・冗談です。文章の後にも写真掲載します。
今回は取り急ぎの写真。
といっても9人のうち2人は画面外だわリズム隊2人は写らんわでアレですけど。
使えそうなものをSHEENAさんに送った後に、Worksにも入れましょうかね。
ライブの写真を撮るのは本当に久しぶりで、こっち方面の腕と感性の劣化には涙ものですが、
(今回移動もせず自分の席に座った状態固定なのもありますけどね)
気分的にはすごく楽で。
以前撮ってた頃っていうのは、まだ自分自身の作品が出来ていないというか、
海月文庫で初めて展示をする前の頃で、人の目に触れるものはライブの写真しかなくて、
その頃関わったバンドやユニットとの関係は
「フォトグラファーとミュージシャン」という関係とは違う形で近すぎて。
「違うんだ。違うんだ。」ってもがいてた頃だったんですね。
だから変な後ろめたさというか何というか、そういうのがものすごく強くてしんどかったわけです。
そして、色んなミュージシャンのライブを撮影してる人が乗り込んできた時に、
さっさとその人に譲って僕は逃げてしまったわけです。
「もう撮りません」って。
そこから数年、曲がりなりにも「自分の作品」で展示をするようになり、
ビエンナーレ出展の選考にも挑戦し。(締切り今日ですね。これから選考ですか)
そんな中で、別の顔というか、遊びというか、
今回気まぐれで撮影してみたのはそういう感じで。
なんというか・・・うん。面白かった。
時々、こういうのがあっても良いのかもしれません。

国立国際美術館へ。
やなぎみわさんの作品展と、
ご本人そして今年のヴェネツィアビエンナーレ日本館コミッショナーである南嶌宏氏を交えての
今回のヴェネツィアビエンナーレおよび作品群に関しての対談イベント。
お話、興味深かったし、面白かったです。
実際2時間半弱、でも正直聞く側としてもまだまだ足りない。もっと聞きたい。
そのくらい興味深かったし面白かったですね。
今回の国立国際美術館の展示は、これまでの作品群の展示はもちろんのこと、
ヴェネツィアビエンナーレで現在展示されているものと同じ展示も一番奥にあります。
(完全には同じものではなく若干アレンジした大阪versionだとの事ですが)
ちょっと時間の関係で全部をじっくり見ることが出来なかったので、
(イベントが2時間半近くに及んだためその前の45分程度しか作品見てない)
またそのうちゆっくり見に行く予定です。
やなぎみわさん、ずっと写真の人だと思ってたのだけど、
実際にはインスタレーションの人でした。ART iTの記事で初めて知りました。
エレベーターガールの最初の個展展示は生身のモデルを「展示」してたそうです。
ヴェネツィアビエンナーレ作品はインスタレーションあり映像ありです。